アロエベラの有効成分

最近、アロエベラの効用が注目されてきています。
健康は食物からの栄養補給が一番ですが、昔に比べて、その栄養価はずいぶん変化しています。ハウス栽培で季節に関係なく野菜が食べられますし、水耕栽培で土がなくても必要な成分を与えることで植物は育ちます。しかし、天然の土にはごく微量な成分がたくさん含まれていますし、植物本来の土地、時期に育ったものと同じというわけにはいきません。
また食生活の変化で、インスタントの食べ物だったり、外食が多くなったりで、偏った栄養になりがちです。
その点、アロエベラは、70種以上の成分が含まれているので、体が必要とするものを手軽に取ることができ、完全食品ともいわれています。
現在は、科学的にすぐれた植物だということが証明されていますが、その昔クレオパトラも愛用していたということで、経験的に実感していたのでしょう。健康面だけでなく美容面でもその効果が期待できそうです。
 アロエは多年生常緑多肉質草で、植物分類学上、ユリ科に属しており、世界中で600から700種類といわれるほどたくさんの種類があります。日本ではキダチアロエが知られています。
 そんな中で、非常にすぐれた健康効果を持つことが明らかになって注目されているのが「アロエベラ」です。アロエベラが素晴らしい健康効果を示す第一の秘密は、驚くほど栄養バランスにすぐれていることにあります。ミネラル類、ビタミン類、アミノ酸、酵素類、多糖類その他、じつに様々な成分が含まれ、それらの相乗効果によって複合的な効力を発揮するところに、アロエベラならではのすばらしさがあるといえます。
 アロエベラの葉はとても肉厚で、表皮と内部のヌルヌルした半透明でゼリー状の葉肉(ゲル質)からできています。この葉肉に豊富な栄養分が含まれていますが、なかでもアロエベラ特有の有効成分として高い評価を得ているのが「ムコ多糖体」です。この平均的な分子量は45万といわれています。ちなみに、キダチアロエに含まれるムコ多糖体の分子量は約4万ぐらいとされています。

          アロエベラ成分表

酵素類
アリナーゼ・アミラーゼ・カタラーゼ・リバーゼ・オクトシドーゼ・アルドナターゼ・グリコシドブドウ糖・ラモノーゼ

ビタミン
ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB3・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE

ミネラル
マンガン・クロム・銅・亜鉛・鉄・マグネシウム・リン・ゲルマニウム・カリウム・ナトリウム・塩素・

多糖類、その他
グルコース・キシロール・ガラクトース・セルローズ・生理活性物質・植物ホルモン・サポニン・アロイン・アロエエモジン・アロエウルシン・アロミチン・アロエマンナン・アロクチン・アルボランAB・アロエチン・アロエシン・アロエソンエモジン・ホモナタロエン・ベータババロエン・オーグリコシド・ウロン酸・ムコ多糖類液合体・ルミセン・リモネン・コニフェリルアルコール・グルコサミン・ヘキスロン酸・クリサミン酸・クリソファン酸

アミノ酸
リジン・メチオニン・アエニルアラニン・ロイシン・バリン・イソロイシン・スレオニン・トリプトファン・アスパラギン酸・グルタミン酸・アラニン・プロニン・ヒスチジン・セリン・グリシン・アルギニン・チロシン・シスチン



                   
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